捕えられた吸血鬼








「……ねぇ、アメリア。アメリアって今は誰に飼われてるんだっけ…?」




「…え、」




急に何を言い出すのだろうか。
それに、私……飼われた記憶ないんだけど…




「…く、クラウス…?」




「そう、俺だよね?アメリア」




ただクラウスを呼んだだけなのに…!
誰も飼い主の名前言ってない!




クラウスは全く目が笑っていない表情で、警棒の先を壁から私の頬に移動する。




「飼われた分際のヴァンパイアが…ご主人を盾突くなんてさ…」



「…え?」




「まさか…覚えてない、なんて…言わないよね?」



「ま…まさか…」



覚えてない…
私が、いつ、クラウスに…盾突いた…?