そしてノーマンには俺のことを話している。
大体な。
なんだかんだ言って、かなり信頼できる奴だから。
「大丈夫だよ、ノーマン。アメリアに飽きたら殺すつもりだし、それまでにはちゃんと躾けるから」
「だけどお前……っ」
「いいから。それ以上言うと、ノーマンあの世逝きだよ」
にっこりと笑顔付きで言うと、ノーマンは青ざめふるふると横に首を振る。
さすがノーマン…
弄りがいのある奴。
「じゃあ、そろそろ帰るよ。見つかったらヤバそうだし」
「……それがいいよ、この辺の片付けは俺が頼んでおくから」
「ああ。あと、アメリアにはまた普段通りで接してやって。世間知らずの姫さんだから」
「そんなの、俺が了承しないと思う?俺は女の子の味方だよ」
「そこでチャラ男でなくていいから、じゃあな」
そう言ってアメリアを抱えてこの場を去る。
さあて、アメリアにはどんなお仕置きをしようか。
散々振り回されたんだ。
それなりの見合いがないと気が済まない
。
*クラウスsideEND