捕えられた吸血鬼








「…っ、きさ…ま…」



「悔しい?そりゃ悔しいよね?せっかくの純血の血が手に入ったって、俺を倒せないんだから」



「くそ…っ」




ベールは力を振り絞って能力を使い出す。


そしてクラウスへ反撃をしようとした瞬間、後ろからベールの心臓を撃ち抜かれる。




クラウスは急な出来事に驚く……こともなく、逆に不機嫌な表情を浮かべる。




「なんで、邪魔するわけ?」




「邪魔言うな!!せっかく助けてやったのに」




「誰も頼んでない。俺一人で十分だったのに」




なんで来るかなー…と不満を言い、クラウスは今回パートナーとして組んでいたノーマンに舌打ちをする。




クラウスはベールとの交戦時からノーマンがここにいることを知っていた。




しかし、せっかくの獲物を横取りされたら、面白くない。