「なーるほど。でもそんな余裕、今のうちだよ。純血様から血を分けてもらったから、ね!」
ベールはさっきまでと比べものにならないような速さでクラウスに追い詰める。
クラウスは逃げずに警棒と銃を使ってベールに攻撃するが、全て避けられる。
「こんな程度なの、ハンターさん?」
「純血の血を飲んだお前に言われたくないな」
離れた場所で闘いを繰り広げるクラウスとベール。
何とか意識はあるものの、今の状態では自力でどうすることもできない。
でもそろそろヤバい……
私、死んじゃうのかな…
その時だった。
“渇き”が私を蝕んできたのだ。
「かは…っあ…」
どうしてこんな時に発動しちゃうの…?
しかし、当然といえば当然なのだ。
かなりの血が流れてしまったのだから…


