捕えられた吸血鬼








小さい頃教わった護身術で青年に反撃する私。




だけど、青年からは笑みの表情しかない。



「さっきの話の続きだけど…」



青年もガラスの剣で私に振りかざしてくる。



「純血様は別だね。こんな貴重な血、見逃すわけにはいかないし、どんな手を使っても絶対に手を入れる」




そう言って青年はこの場を離れ、私との距離を作る。




「俺の能力。さっき見せた通り、周りの物を自由に操れる。だから…」



そう言いかけ、青年はまた瞳を紅く染める。



すると、後ろから鋭い鋭利なものが私の体を貫く。




な…に…




「地面にあった純血様の血だって…俺の能力によってに操れるようになり、純血様にケガを負わせることができる」




「く…っ」



私は地面に膝をつき、青年を睨みつける。




致命傷…じゃないけど…
でもこの一撃はかなり効いて…




これは…ヤバい…
早く逃げなきゃ…


でも…体が重くて…
動けない…っ