「これが僕の能力だ。さぁ純血様、僕に血を捧げなよ!」
青年の呼び掛けと同時に浮上していたものが一気に私に飛びかかってくる。
私は青年に攻撃を避け、自分自身怪我がないか確認する。
特にガラスの鋭利は破片に当たれば、確実に怪我する。
しかも私が着てるのは、あのクラウスの服。
つまり、汚したら即拷問決定。
それだけは絶対に嫌だ。
目の前の敵よりもクラウスの方が恐さを勝っていて、どう逃げようか考える。
これがクラウスのじゃなければ…気を遣うことはなかったのに…
もし、これが自分のだったら…何も考え無しで逃げるのに…


