捕えられた吸血鬼








「それで?どこに行きたいの?」



「あの、路地裏にあるお店に行きたいのですが…」



「路地裏ね…OK。行こうか」




そう言って優しい青年は誘導してくれる。
まだ、クラウスがいれば…いいけど。




それから路地裏に向かい、暫く優しい青年の跡をついていく。



しかしどれだけ歩いても、あの店に辿り着かない?
それどころか、辺りは真っ暗だから余計に不気味さが増す。



「……あの」



堪らず優しい青年に声を掛けた。
あとどれくらいで着きそうか聞こうと。