捕えられた吸血鬼








ベッドから降りようと思っていたけど、すぐさまクラウスに腕を掴まれて、逃げられなくなってしまった。




「こーら、なに逃げようとしてんの」



「自分の身の危険を感じて……」



「逃げられるわけないのに…本当、ムダなこと考えるよね」



ムダなこと…って…!


こっちだって、本気を出せばー…



そう思っていると、急にクラウスの手が私の目元を覆い、視界が真っ暗になった。



「ちょ…っ」



「アメリアの考えなんて分かり易すぎ。能力を使おうとしたんでしょ。…使ったらどうなるか…わかってるよね?」



低い声でそう告げるクラウスに、私は必死に縦に頷く。



怖…っ
もしかして……前にクラウスに向かって能力を使ったから、その時のこと根に持ってるんじゃ……