捕えられた吸血鬼






「じゃあ…帰ってくるの、夜?」



「真夜中になるかも。だから、それまで待ってて」



「はーい、了解です。あ、ねぇカルーラさんとケーキ食べに行ってもいい?」



「いつ?」



「まだ決めてないけど…」




じゃあ決まったら言って。とクラウスは私の帽子の上からぽんっと叩き、この場から離れていく。



その時に遠くにいたノーマンと目が合い、お互い手を振る。



さて…クラウスたちも仕事に行っちゃったし…



「じゃあ、カルーラさん。私も買い物行きます」



「あ…うん。またね」



私はカルーラさんに手を振って、買い物へ向かった。




私が去った後、カルーラさんは微妙な表情をして…



「…あれが、好かれてない、だぁ…?どう見ても大事にされてるじゃない…」



アメリアって鈍いのかしら。なんて、言っているのを私は知らなかった。