それから数十分後。
「…ねぇ、もうそろそろ離れてくれない?ノーマンがずっとその辺をうろうろしていて不憫に思えてきたんだけど」
「…やだ、もう少し」
あれからずっとこのままの状態。
さすがのクラウスもその辺でうろうろしながら待っているノーマンを可哀想に思えてきたんだろう。
確かに…結構待たせてる気はするけど…
「それに、この体勢疲れた。だから、早く退いて」
そう言ってクラウスは私を引き離し、よいしょっと腰をあげる。
優しくしてくれると思えば、すぐに冷たく引き離される。
それがクラウスっていうのは知っているけど……でも、寂しい…
「だから、なんで変な顔してんの」
クラウスは呆れた表情で私の腕を引き、強引にその場に立たせる。
「これからは一緒にいるんだから、甘えるぐらい…いつでもできるでしょ」
「え?」
「そういうことだから、行くよ」
クラウスはそう言って、ノーマンの元へ向かう。
それはつまり……毎日、甘えていいってこと……?
私…クラウスの隣にいてもいいってことだよね…?


