捕えられた吸血鬼






「やっぱり…アメリアはMっ気があるよね…」



「えむ…っけ…?」



「そう。自ら飼われてるって言うしね。普通自分から言わないよ、あんな言葉」



やっぱりアメリアは一味違うよね。というクラウスに私は頰を膨らませる。



またバカにして…!


………じゃあ、クラウスを繋ぎ止めるにはどうしたらいいの?



だって…クラウスは私のこと嫌いだから、そのうち…私の前から黙って消えるんじゃないかって思ってしまう……



そうならないように…繋ぎ止めたい…けど…



「そんな変な顔するなよ」



「変な顔って…」



「泣きそうな顔してる。…いや、さっきまでは泣いていたか…」



泣きながら突撃してきたしね。とクラウスはさっきの出来事を思い出したのか苦笑する。



だって、やっとクラウスに会ったんだよ?
泣かずにはいられないじゃない…



…でも、クラウスがあまりにも普通だから、涙は引っ込んでしまったけど…