捕えられた吸血鬼






笑う要素なんてあった…?



意味がわからず首を傾げると、クラウスははぁ…と息を吐いて私の方に顔を向ける。



「……まさか、ノーマンと同じようなことを言われるなんてね…」



「え?ノーマン…?」



そこで初めてクラウス以外の気配を感じて、クラウスの後ろの方へ視線を向けると、そこにはノーマンの姿があった。



ノーマンだ!
え、いつぶりに会ったかな?




さっきセーファスさんはクラウス“たち”って言っていたけど…あれはノーマンのことだったんだ。



セーファスさんはノーマンも一緒にいるって知っていたんだ。



ノーマンは私に苦笑しながら、私たちに近づいて来る。



「久しぶりだね、アメリア。お取り込み中だったから、後で挨拶しようと思ってたんだけど」



「ノーマン久しぶり!え、ノーマンもクラウスについて来たの?」



「そう、後からこっそりとね」



ノーマンはクスクスと笑い、まだ話し足りないだろうから、終わったら教えて。とこの場から少し離れていく。



まさか…ノーマンに会えるなんて…



「お前ら似た者同士だよな。こんな俺について行こうとする物好き同士」




クラウスは自嘲気味に笑いながらそう言うと、私はそれに対してふっと笑う。




「それほど私もノーマンも…それにセーファスさんもみんなクラウスのことが好きなんだよ」



「やめて、気持ち悪い」



べっと舌を出すクラウスに私はくすくすと笑う。