深夜といっても…利用している人は何人かいるんだ…
駅から何人か出てきたけど、クラウスの姿はまだない。
本当に、この列車に乗っているんだよね…?
というか、この街で合ってるんだよね…?
クラウスの故郷である街はセーファスさんが何回も行っているから、間違えるはずがないし…
中々姿を見せないクラウスに不安に思っていると、ふっと懐かしい気配を感じた。
クラウス…だ。
クラウスの気配を感じ取った私は涙が溢れてきて、ばっと気配を感じる方へ視線を向けると、そこにはようやく探し求めていた人がいた。
やっと…会えた。
また…会えることができた。
本当はクラウスが私を見つけるまで待っとくつもりだったのに……
私が思っているよりも心はクラウスを求めていたようで…
クラウスの姿を見るなりに私はクラウスの元へ駆け出した。


