「感動の再会もいいけど、たまにはクラウスを驚かせてみたくない?」
セーファス司令官は楽しそうに笑いながら、私に渡した物……
それは、吸血鬼の気配を消す薬だった。
「これってブライアンさんの…!」
「しかも、純血にもバレない代物だよ」
あ、それってセーファス司令官がブライアンさんに早急に作らせたあの薬……!
そして、セーファス司令官が実際使っていたもの…!
「いいんですか…貰っちゃって…」
「いいよ。これはアメリアのために貰ってきたんだから」
それに俺もクラウスの驚いた表情を見たいし。というセーファス司令官。
本当…何から何まで…助けて貰ってばかりだ…
「ありがとうございます。セーファス司令官」
「どういたしまして。…あとさ、そろそろその“司令官”って呼ぶのやめない?」
「え?」
「なんか“司令官”って呼ばれるの他人行儀みたいに感じるし、そもそもアメリアは俺の部下じゃないし……せっかく血縁関係があるとわかったんだから、違う呼び方にしない?」
あ、そっか…
セーファス司令官って…私の叔父にあたるんだ。
セーファス司令官に初めて出会った時に、クラウスが“司令官”って呼んでたから、私もそうやって呼ぶようになったんだ。


