捕えられた吸血鬼






そして、さっきノーマンの言葉。



…はっきり言って…



「気持ち悪…っ」



「…っはぁ!?気持ち悪いってなんだよ!」



「ノーマン、うるさい」




久々にホルスターから銃を抜き取って脅してやろうか?



そう思ってたけど、ノーマンは俺の言葉に従い大人しくなった。


…まぁ、その分目で訴えかけてくるけどね。


でも、注目を集めるよりはマシだ。



本当…バカだよね、ノーマンって。




大体、男にあんなこと言われたら、普通気持ち悪いって思うだろう。



ノーマンにとって真剣なのはわかるけど…もうちょっと言葉を選ばないかな。



それに…



「俺についてきても、何のメリットないよ」



そう、何の得もない。
俺はただ…最後の時まであの街で暮らすだけなんだから。



そう思っていると、目の前に座るノーマンの不機嫌な顔がより険しくなり…



「は…?メリット?誰もそんなこと望んでないし、望んだこともないよ。今までもこれからも」



「…そう。ノーマンも物好きだね」



ノーマンって…アメリアと似てるよね、俺と一緒にいるとか…



どうして、そんなに俺と一緒にいたがる?
俺といても、幸せなんて…なれないのに。