捕えられた吸血鬼






「俺たち、相棒だろうが!」



しーんとしている列車の中で、ノーマンは俺に訴えかけるように大きな声でそう言う。



俺は目を見開き、思わずノーマンの方に顔を向けた。




は…?
相棒?




「俺たち、どれだけ一緒にいると思ってんだよ!仕事だって、沢山一緒にしてきただろう!」



ノーマンは立ち上がったまま、ずっと言葉を並べていく。




「言っとくけど、これから先ずーっと俺たちは相棒だからな!だから、クラウスがどこへ行こうが、俺はそれについて行く!絶対に一人にさせないからな!」



息を乱しながら大きな声でそう言うノーマンに俺は圧倒したままで…



そして、少し間ができて…



「…ノーマン」



やっと口を開いた俺はノーマンの名前を呼び、彼は何だと応える。




「とりあえず…座ってくれない?」



恥ずかしいんだけど。と言う俺に、ノーマンははっとして周りを見渡し、急いで腰をおろした。



ノーマンも恥ずかしくなったのか、顔が赤くなっていた。



そりゃそうだ。
いくら、深夜の列車の中だとしても人はいるからね。


ここから視界に入る人みんな、ノーマンに注目していたし。


しかも、俺にまで注目されてしまったし…


ノーマンのせいだ。