「……なんで?」
「昔、クラウスは俺に秘密を教えてくれただろ?ワンエースのヴァンパイアだということとか…。クラウスは自分のこと他人には話さないけど、でも俺に話してくれて……だから、俺はクラウスにとって特別だと思ってた」
「…なんて、単純な…」
ノーマンの言葉に俺は呆れたような表情を見せ、頬杖ついて窓の方へ視線を向ける。
…….ノーマンにはああ言ったけど…確かに…他の奴らより比べたら、ノーマンは特別…というか、気を許していたと思う。
他の奴らとは違うと思って、俺の正体を明かしたり、吸血鬼討伐隊をやっている理由など、いろんなことを話して……
今でもそんな自分が不思議でたまらないよ。
「それになぁ、クラウス!」
急に大声を出すノーマン。
なんだよ…急に大声で…
それに、まだこの話は終わってなかったんだと思いながら、視線だけノーマンに移す。
すると、ノーマンは突然ばっとその場に立ち上がった。


