捕えられた吸血鬼






ーークラウスside



「………」



「………」



「………」



「……ねぇ、なんか無言怖いんだけど」




「うるさい、黙っててくれない?」



深夜の汽車の中。


王都から出発する直前に俺の前に現れた人物。


なんでここにいるのか。
そもそも、出張の予定なかったでしょ。



ねぇ……ノーマン。



どこで嗅ぎつけて来たのか、それはわからないけど…


だけど、平然と目の前の椅子に座られたら…それはもう…イラっとするでしょ。



未だにイライラがおさまらない中、目の前に座るノーマンはずっと俺をちらちらと見て何かと話したそうにもじもじする。




なに、あの動き…
気持ち悪いんだけど。




「…で?なんでノーマンがここにいるわけ?なんで俺がこの汽車に乗ってるの知ってたわけ?」



疑問に思っていたことをノーマンにぶつける。


俺が言葉を発したからなのか、ノーマンの表情が一気に明るくなる。