「….アメリア…」
お母様は泣いている私の肩にそっと手を置く。
セーファス司令官は手に持っていた鍵を机の上に置いて私に視線を向ける。
「……アメリア、ここで諦めるの?」
そんな覚悟だったの?というように目で私に語りかけてくるセーファス司令官。
……そんなわけない。
たとえ…クラウスが何処へ行っても、私は追いかけるよ。
クラウスが本当に私のこと拒絶しない限り。
それに、本当に嫌いだったら……最後にあんな悲しい表情見せないでしょ。
「…私は、諦めません」
私はワンピースの袖で涙を拭い、セーファス司令官の顔を見る。
「私はクラウスと一緒にいるって決めたんです。最後までずっと。だから、クラウスが何処へ行っても私は追いかけるだけです」
セーファス司令官にそう訴えかけるように言うと、彼はふっと笑う。
「それを聞いて安心したよ」
クラウスは素直じゃないからね…これからも大変だと思うけどあの子をよろしくね。と言うセーファス司令官に私は縦に頷く。


