「はいはい、わかってるよ。本当、からかいのあるお姫様なこと。ご飯なんて適当に食べていいのに」




「だって…人様の家だし、勝手に漁るのは……」




「へぇ。そこは普通に常識あるんだ。他は全くダメな世間知らずのお姫様なのに」




かなりの言われようだけど…

でも、何だかんだでクラウスは台所へ立ってくれたから……今回はいいや。




……でも、ノーマンが来てくれてよかった。
名前も何とか知れたし、私のことも何にも言わなくて済んだし!



どうせクラウスも忘れているみたいだし。



ノーマンは良い人だ。と思いながら私は椅子に座り、クラウスの料理を待つ。