「あんなに他人に冷たかったお兄様がそこまで動くなんて……お兄様も少しずつ変わってきてるんですね」
そう…なのかな?
俺は相変わらず自分の都合のいいことしか考えてないよ。
あと考えるとしたら、あの親子のことかな。
あ、部下のこともちゃんと考えてるか。
そう思っていると、セリアはでも…と複雑そうな表情で俺に言葉をかける。
「私もそんな簡単にこの気持ちは譲れません。確かに…ずっとアメリアを一人にさせていました。でも私はアメリアのことを愛してるんです。まだ離れたくないんです!」
「……じゃあ、やっぱりアメリア次第だね。アメリアの気持ち次第でどっちに転ぶか…」
もし、ダメだったら俺は大人しく手を引こう。
所詮、アメリアの気持ちはそこまでだったというわけだし…
でも…もし、成功したら俺は全力で協力するよ。
そう思ってると、ふっとあるものを感じとる。
……ああ、やっぱり…さすがアメリアだ。
君に期待して、よかったよ。


