ねぇ、セリア。
クラウスはさ、シンディの子だよ。
君にとってシンディは友達じゃないの?
なのに、よくそんなこと言えるよね?
友達の息子だったら、守ってあげたいとか思わないの?
俺はクラウスのこと守っていきたいよ。
これからもずっと。
確かに、シンディとの約束もあるからだけど…
それ以上に俺はクラウスのこと…
「セリアはさ、自分の気持ちを優先してメイフィールド家に嫁いだでしょ。なら、娘も同じことさせてあげてもいいんじゃない?」
「…っ!そ、それとこれは別…」
「同じでしょ。何が違うの?」
愛する人の元へ行きたい。
まぁ、アメリアの場合は愛する人…と言っていいのかわからないけど…
でも、気持ちは一緒じゃないの?
こんな俺だって…シンディに対してそんな気持ちあったよ。
あの時はまだ自分の気持ちに気づいてなかったけど、どんなに仕事が忙しくてもシンディに会いたくて毎日のようにあの家に行った。
どうしても仕事で行けない時は朝に会いに行くとかね。
あの頃はシンディもいて、幼いクラウスもいて…
あの家で過ごす時間は俺にとって、すごく幸せだった。


