捕えられた吸血鬼






「でも、あとはアメリア次第だよ」




俺がするのはここまで。


あとはアメリアの気持ち次第。




「なんで、そんなことするのですか!?クラウスといればあの子は絶対に不幸になりますわ!それに…お兄様が能力を使っていたから、私は安心していたのよ!アメリアはクラウスのことを忘れて、これからは幸せになれるって!」




それなのに、賭けなんて!とセリアは俺に鋭い目つきで睨みつけるが、俺はそれ以上にセリアを睨みつけ、思わず殺気まで放つ。



そんな俺にセリアはさっきまでの勢いはどこにいったのか、顔を真っ青にしてビクつき始めた。


…本当、どうしようもない妹。


そこまで言われて、俺が大人しくしていると思う?



言葉は選ばなきゃね。



あんなの…俺に喧嘩を売っているようにしか思えないよ。