捕えられた吸血鬼






もし、クラウスに知られていたら、釘刺されているだろうしね。



…だけど、あの子の勘もなかなか鋭いから。


あの時もすぐに俺のこと疑っていたし。



一瞬バレたのかとヒヤヒヤしちゃったし。




「…時間をかければかける程、違う効果もできる……?」




セリアは顎に手を添え、俺の言葉の意味を考え始めた。



少し話すつもりが、だいぶ話してしまったね。


かなりヒントをあげたから、セリアだってすぐに気付くはず。



すると、案の定セリアは何かわかったのか、ハッとした表情で俺の顔を見る。




「…まさか、お兄様…あの時に何か…」



「そう。あの時…アメリアに能力を使った時にね」



かなりの時間を使って、アメリアの記憶の操作をした。



…おかげで、クラウスには疑われたけど。