捕えられた吸血鬼







「…で?アメリアがどうかしたの?」




セリアにそう聞くと、彼女は更に険しい表情をする。




「…お兄様の能力って…失敗することあるんですか?」




「………急に何?自分の能力で失敗するわけないでしょ。純血の君もよく知っているでしょ」




「……そうですけど…でも最近アメリアの様子がおかしいんです」




へぇ…最近アメリアの様子がおかしいんだ。


じゃあ…もうそろそろ…かな。



「…で、なんで俺の能力のせいになったの?」




確かに、アメリアの様子がおかしいのは俺のせいだろうけど…


なんで、セリアは俺のせいだと思ったのか。




「アメリアと最後に関わったのはお兄様だからです」




え、そんな理由で?
あの時はクラウスもいたじゃん。



何かとあれば、すぐに俺のせいにする。


全く…酷い妹だ。



「セリアったら、すぐ俺を疑うんだから」



「お兄様しかいないんです。……一体、何を企んでいるんですか?」



セリアは鋭い目つきで俺を睨みつける。


はっきりと言うなぁ。