捕えられた吸血鬼





ーーsideセーファス



「お兄様!!」



司令官室の机の上に置かれているクラウスの荷物を片付けていた時、急に俺の目の前に現れた一人の人物。



それは、我が妹のセリアだ。




今日はお客さんが多いね。



「久しぶりセリア。何ヶ月ぶりかな?」



「そんなことよりも、どういうことです!?」



久しぶりに妹に会ったから挨拶したのに、そんなことで片付けられてしまった俺。



最近、みんな俺の扱い酷くない?
俺、Mじゃないんだけど。



それに、セリアは何に怒っているのだろうか。
……まぁ、何となくわかるけど。




「何のこと?主語を言ってよ」



「アメリアのことです!」



やっぱりね。
その話か。



「アメリアは元気にしてる?」


「話を逸らさないでください!」




ばんっと両手で机を叩くセリア。



うわぁ、荒れてるねー。


せっかくの可愛い顔が台無しだよ。


……まぁ、こっちもまだ話す気はないけどね。