だけどまた次の日に、朝に目が覚めてそのまま厨房に向かう。
そして料理人の言葉に目が覚め、自分がここにいることに首を傾げる。
それが暫く続いていた。
それから数ヶ月後、今では夜に活動するようになり、厨房にも行かなくなった。
本当に…あの時は何だったんだろう。
謎だ。
そう思っていると、屋敷にお母様の気配がして、その気配は私の部屋の前で止まる。
「アメリア。ちょっといいかしら」
お母様はコンコンとドアにノックをする。
お母様、帰ってきたんだ!
私は急いでドアを開けると、そこには笑顔を浮かべるお母様がいた。
「ねぇ、アメリア。外に行ってみたくない?」
「外!?」
行く!絶対に行きたい!
やっと念願の外。
まさか、お母様と行けるなんて…!
「ずっと屋敷の中では退屈でしょ。だからたまには気分転換しましょう」
「はい!」
屋敷は退屈でつまらない。
だから、外に行けるなんて嬉しすぎる。
「じゃあ、服着替えてらっしゃい」
「はい!」
部屋の外にお母様を待たせて、クローゼットを開ける。


