捕えられた吸血鬼






料理人に聞いたら、味は変えていないらしい。




……やっぱり、私の勘違い、なのかな。



「アメリア…口に合わないのなら、また作らせるけど」


「ううん、大丈夫です」



お母様の言葉に断りを入れて、食事を再開する。


……でも、違和感はこれだけじゃなかった。



次の日の朝。


私の足は自然と厨房へ向かった。



ドアを開ければ、料理人たちは私の姿を見てかなり吃驚していた。



「アメリア様!?こんな時間にどうしたんですか!?」



「それにここは厨房ですよ!もしかして…料理に何か問題でもありましたか!?」



料理人たちの言葉にはたと頭が冴え、自分の行動を思い返す。



本当だ…
私、ここで何をやっているんだろう。