「……?」
たまに感じる違和感。
…ベッドの上って…こんなに広かったっけ…?
でも…変わった様子はないし…
なんで、そんなこと思うんだろう。
一人で首を傾げていると、コンコンとノックが聞こえる。
この気配って…!
ばっとベッドから降りて、急いでドアに近づく。
「お母様!」
「ただいま、アメリア」
やっぱり、あの気配はお母様のだった。
嬉しい!
今日も屋敷にいてくれたんだ。
昨日目を覚ましたら、何故かそばにはお母様がいた。
どうしてなんだろう?と思ったけど、そばにいてくれたことが嬉しくてそんな疑問もなくなっていた。
「ねぇ、アメリア。久しぶりに一緒に食事しましよう」
「はい!」
あまりの嬉しさに口元が緩んでしまう。
今日は一人で食事しなくてすむんだ。
私は笑顔でお母様と共にリビングへ向かう。