捕えられた吸血鬼





すると、急にセーファスはパンっと両手を合わせる。



「よし、決めた」



「は?」



何を?と口に出す前に、セーファスは俺に指差す。



「クラウスに長期出張を言い渡す」



「…はあああ!?」




長期出張!?
は?こいつ何言ってんの?


普通今の流れで、さようならするもんじゃないのか!?



それに俺は辞めるって言ってんのに…!



意味がわからないというように、セーファスに睨みつけると、彼はいつもの笑みを浮かべる。



「司令官としては優秀な部下を手放したくないし、個人としてはクラウスの望み通りにさせたい。だからね、思いついたんだ。あの街に長期出張を言い渡せば手放さなくてすむってね」