捕えられた吸血鬼






「どうせ、あんたのことだから、あの家綺麗にしてるんじゃないの?」



セーファスにとっても母さんと過ごした大切な場所。


セーファスのことだから、綺麗にしてるんだと思ったけど…



まぁ…汚くても掃除するだけだし。



そう思っていると、セーファスはふっと笑みをこぼす。



「正確にはセオがしてくれているんだけどね」



「ああ…あの秘書。本当なんでもするよね。秘書の域超えてない?」



「優秀な秘書だからね」



「ああ…そう…」



あの秘書はなんでセーファスの言うことを何でも聞くんだろう。
物好きだよね。



そう思っているとセーファスは窓から離れて、自分の机に両手をつく。



「でもさ……辞める必要ある?クラウスは仕事に関してはかなり有望な人物だし」



「……なんか貶してない?」



‘‘仕事に関しては”ってなに?
相変わらずムカつく。



「俺は静かに過ごしたいの。吸血鬼討伐隊やってる暇はない」



「いや、暇はあるでしょ。あそこの街は大体平和だから」



「うるさい」