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「…本当、いろんなことがあったな」
あれから数ヶ月。
アメリアは元気に過ごしているのか。
またあの屋敷で寂しい思いをしているのだろうか。
……なんて、俺が心配する資格なんてない。
「でも、アメリアがクラウスのそばにいてくれたから、クラウスに少しは人間味が出てきたんじゃないかな」
「なにそれ、嫌味?」
「まさか。アメリアに会う前はロボットのように生きていたのに、今では感情を露わにするようになった。成長したね、クラウス」
「次はバカにしてるでしょ」
本当にムカつく。
この目の前の男。
そんなの…俺自身が一番知ってるし。
母親が死んで、復讐のために生きてきた俺は感情を出すことはなかった。
あったとしても、それは怒りだけだった。
全てあの男にぶつけたわけだけど。
だけど、アメリアがそばにいてくれたから、少しずついろんな感情が出てくるようになった。


