セーファスに文句言うと、本人はごめんごめんと謝ってくるけど、絶対そう思ってないだろ。
それから程なくして、セーファスはアメリアを抱き締め、能力をかけ始めた。
セリアさんの言葉に、アメリアはセーファスが能力を使っているのに気づき、抵抗し始める。
だけど、セーファスにそんな抵抗は無意味で、アメリアは俺に助けを求める。
俺に手を伸ばすアメリア。
嫌だと涙を流すアメリア。
この手をとれたら…どれだけいいんだろうね。
もし、近い将来いなくなる俺だけど、それまで一緒にいてほしい。なんて、アメリアに言ったら、彼女は一緒にいてくれるだろうね。
でも、そんな酷いお願いはしない。
アメリアは俺のこと忘れて、好きな奴と結婚して家庭を作って幸せになってほしい。
寂しがり屋であるアメリアのことだから、きっと旦那にべったりなんだろうね。
でも、さすがに子供まで本頼りにするのはやめてほしい。
まぁ…そこは旦那がとめてくれるだろう。
勝手にアメリアの未来予想をしている自分に笑いがこみ上げてくる。
本当、重症だよね俺は。
でも、幸せになって欲しいから。
そんな気持ちを込めて、俺はアメリアに別れを告げた。
「さようならだよ、アメリア」


