捕えられた吸血鬼






そしてクラウスはもう記憶したのか、白い紙を私に渡してくる。




え…っと…、これは私も読んでいいの?




そういう意味を込めて、クラウスに訴えかけると、クラウスは私の頭をポンっと叩く。



「字は読めるんでしょ?本を読み漁ったぐらいだし」



「……いいの?」



「まぁ、別に読まれたって大したことないし」



じゃあ、お言葉に甘えて。



私はクラウスから白い紙を受け取り、内容を見る。



「お前…、アメリアに内部の情報いいのか?」



「さっき言ったじゃん。もう、全く人の話を聞かないんだから」



「いや、聞いてるけどさ」




「それに、俺明日も早番なの。早く寝たいの。だから早くお前は帰れ」




ちょっ…、クラウスー!とノーマンは叫びながら、外へ追い出されてしまった。