捕えられた吸血鬼







セリアさんはアメリアに俺との関係を話し始めた。



俺が昔話をした少年だったということも。



それを聞いたアメリアは吃驚して困惑な表情を見せた。



……うん、きっとそんな反応するんだろうと思っていた。


だから…あの時…言わなかったんだ。
国境の向こうに出張した時。



血を拒むようになったのは、昔男の子に聞いた昔話のせいだって。



アメリアがそう話してくれた時、その男の子は自分だということを言わなかった。



あの時は俺がヴァンパイアだということも話していないし、何より話がややこしくなりそうだったから…



それに…バラしたところで、アメリアに軽蔑されたらどうしようとか……ガラになく思ってしまったんだ。



だから、アメリアには言わなかった。