捕えられた吸血鬼







日が沈むまで俺はアメリアの尾行を続けて、彼女はやっとの思いで、街の出口に辿り着いたようだった。




…そりゃあね。
この街はそんなに大きくないけど、アメリアがあっちこち行って軽く迷子になっていたから、ここまで来るのにかなり時間がかかってしまった。



やっと出口を見つけて、かなり嬉しいだろうね。


…でも、もう自由な時間は終わりだよ。



結構楽しめたでしょ?
誰からも縛られない時間。



だけど、残念ながらアメリアはここで俺に捕らわれてしまうから…



もう自由なんてないよ。




俺は銃を取り出し、少しだけ殺気を発してアメリアの足元を狙って撃つ。



だけど、アメリアは俺の殺気に気づき、持ち前の身体能力ですぐさまその場から離れた。




……へぇ。
ずっと屋敷にいたくせに、そんな動きができるんだ。


…じゃあ、もしここで俺と戦ったらどうなるんだろう。
かなり、興味が湧いた。



それに、少しだけ痛みつけても問題ないでしょ。


セリアさんから『アメリアに一つでも傷つけたら、許さない』なんて、言われてないし、血の克服にもいいでしょ。