捕えられた吸血鬼







「大体、あいつの仕事にセリアが一緒について行くことないでしょ」



「何言ってるのですか!私はあの人と傍も離れなくないから一緒に行っているのよ」




「だからって、アメリアは放置してよかったわけ?メイフィールド家の使用人は優秀かも知らないけど、あまりにも寂しい思いをさせすぎなんじゃないの?」




ただの口論から兄妹喧嘩へと勃発。


私はそんな二人に呆然とし、クラウスは呆れたように溜息を吐く。



「…ちょっと、喧嘩しに来たわけ?」



クラウスは舌打ちをしてセーファス司令官に言葉を投げる。



すると、セーファス司令官は申し訳なさそうに手をあげる。



「ごめんごめん。つい、ね」



「つい、じゃないし」



「もう、そんなイジケないでよ」



セーファス司令官はクスクスと笑いながら、クラウスの方に近づく。


そして……セーファス司令官はすっと微笑みから真面目な顔つきになる。