捕えられた吸血鬼






「……なんか癪だけど」




「もうそんな嫌そうな顔しないでよ。俺の能力が必要になっただけでしょ」




セーファス司令官は眉を下げて軽く微笑んだ後、ゆっくりとお母様の方へ振り返る。



そして、笑みを浮かべ…




「久しぶりだね、セリア」



「……」



セーファス司令官の登場に、未だに微動だにしないお母様。



そんなお母様にセーファス司令官はゆっくりと近づいていくと、やっとお母様が反応する。



「……どうして、ここにいらっしゃるのですか……お兄様」



「……え?」



おにい…さま…?

え、なに…どういうこと?



お母様とセーファス司令官は兄妹だったということ!?



クラウスもその事実を初めて知ったのか、かなり吃驚していた。