捕えられた吸血鬼









「ほーら、アメリア。おねだりは?」




意地悪な笑みで催促する男。


私がしなきゃ、きっとこの状況から抜け出せない。
この男は自分の意見を最後まで貫き通しそうだし…



言うしか…ないのだろうか…




「……お…」



「クラウスー!!」



お願いします。と言おうとしたら、突然バンっとリビングのドアが開いたのだ。




私と男はドアの方へ視線を向けると、そこには茶髪の髪を遊ばせている男が立っていた。



……誰?
…目の前の男と同じくらいの人。
そして、同じ白い制服だ。