捕えられた吸血鬼







クラウスはすごく後悔しているというように表情を歪ませ、内心思っていた気持ちを外へと吐き出す。




……本当に、それが本心なの?


だって…本当にそうだったら、



私に料理を教えてくれたり、

街の中で買い物したり、

出張まで連れて行ってくれたり…
……その時は優しい言葉もかけてくれたりして…



普通はそんなことしないんじゃないの?


本当に嫌いだったら、
血を与えた後は放置すればよかったのに…


クラウスに捕らえられたあの日みたいに痛みつけたり、発作で苦しめればよかったのに…



でも、クラウスはそんなことしなかった。


脅し文句は言っていたけど、痛みつけられていないし、発作が起きてもすぐに助けてくれた。



しかもそれは、自分自身の体まで傷つけて…