「さあて、アメリア。屋敷に帰りましょうか」
お母様は私に近づき、私の両手を掴んで嬉しそうに言う。
やっぱり…そういうことだったんだ……!
「嫌っ!私はここにいる!クラウスと一緒にいるんだから!」
「あらあら…」
困ったわね。と言うように、お母様は右手を頬にそえ、少し首を傾げる。
いくらお母様の言うことだからって…嫌なものは嫌。
「だいぶクラウスに懐いたのね」
「セリアさんが放置していたからじゃないですか?」
しれっと言うクラウスにお母様は少しムッとした表情で反論する。
「そんなに放置してないわよ」
「…のわりには、アメリアはかなりの寂しがり屋になってますけど」


