捕えられた吸血鬼







「あの日、セリアさんから連絡を貰って、急遽あの街をパトロールすることにした。アメリアを見つける為の口実として」



あの日、たまたま依頼とか入ってなかったから、すぐに行けたんですけどね。というクラウスに、お母様はあの時は助かったわ。と笑顔でお礼を言う。



二人の会話を聞いて、私は更に頭が混乱する。



……屋敷を出たあの日。



私が一人で森の中を歩いていた時に、お母様はクラウスと連絡をとっていた…ってこと?



だから、クラウスは他の吸血鬼討伐隊を引き連れてあの街をパトロールすることにした。



急遽のパトロールだったから、街の人たちはあることを知らなかったんだ。



……でも、お母様はいつ、私が屋敷を出たことを知ったの?


あの時、みんな……眠っていたはずなのに…