「…っやっぱり、私行かない…!」
私はこの場に止まり、これ以上進むのを拒む。
「は?何言ってんの?」
クラウスは私の方へ振り向き、怪訝そうな表情で私を見る。
だって…これ以上進んだら…もう戻れない気がして…
もうクラウスと…一緒にいられない気がして…
そんな嫌な予感がして堪らない…
「…クラウスこそ…どうして…その女性と会ってるの…?」
それに、ただ会うだけなら、最初から会う人物を教えてくれたってもいいじゃん。
でも…クラウスは…最後まで教えてくれなかった。
「……その人、クラウスの嫌いな吸血鬼だよね?」
クラウスはどういう経緯で…純血の吸血鬼と関わるようになったの?


