それからどれくらい時間が経ったのだろうか。
王都中心にある広場に近づくにつれ、だんだんと空気が重くなり、その中には威圧感も含まれている。
この気配…純血の吸血鬼だ。
でも私は……
この気配が誰なのか…知っている。
なんで…クラウスと接点があるのだろうか。
……それに、本当に王都まで来ているの?
本来なら…この王都にはいない人物…
「……ねぇ、クラウス…やっぱり止めない?」
「どうして?アメリアが会いたいと言ったじゃん」
「そうだけど……」
でも今から会う人物がわかってしまったから…
行きたくない。
会いたくない。
それに、クラウスもその人が純血の吸血鬼って知ってるんでしょ?
どうして…会ったりしているの?


