捕えられた吸血鬼






「何変な顔してんの」



「だって…」




クラウスはレジから戻ってきて、ワンピースが入っている袋を私に渡す。




「…白はあまり着ない…」



「いい機会じゃん。人生何事にもチャレンジだよ。それに、白は似合うと思うよ」



「え?」



クラウスはそう言って店を出る。


私は暫くその場で呆然と立ち尽くしていた。



クラウスがあんなこと言うなんて……


やっぱり今日のクラウスは…何かが変だ。



もしかして、さっきのソフトクリームが悪かったのかな?


……いや、でもその前から変だった。



本当に…どうしちゃったんだろう……






そう思いながら、私はクラウスの後を追うように店を出る。






それから私たちは街の中をぶらぶらと探索し、気がつけば空は薄暗くなっていた。



「陽が落ちるの…早いね」



楽しい時間はあっという間に過ぎていく。