捕えられた吸血鬼







初めてのソフトクリーム。
すごい、スプーンまでついてるよ!



あまりの嬉しさに目を輝かせていると、クラウスは可笑しそうにふっと笑う。




「アイスで目を輝かせるあたりが子供なんだけど」



「だから子供じゃないし!それにアイスじゃなくてソフトクリームだよ」




「いや、ソフトクリームもアイスなんだけど。え、別だと思ってたの?」



ありえないと言う目で見てくるクラウス。


し、仕方ないじゃん!
本で得た情報なんだから!



「…じゃあ、美味しくないかな…?」



「なんでそうなるの?」



「家に出たアイスは…美味しくなかったから」



「アイスが美味しくないって……作った奴、相当下手くそだな」



だって…御飯だけではなく、デザートまで血を混ぜられていたから、全く美味しくなかった。



だから、本に載っていたソフトクリームが美味しそうに見えたから、いつか食べてみたいと思っていた。