ーーーー次の日の昼。
約束通り、私はクラウスと一緒に街に来ています。
「昼の街ってなんだかわくわくするね」
テンション上がっている状態で私はクラウスの方へ振り返る。
「本当、子供だよね。街に出たぐらいではしゃいじゃって。もう少し落ち着けないの?」
クラウスは今日非番の為、白い制服ではなくラフな私服で、私に向けて呆れた表情をする。
「子供じゃないし!言っておくけど、私の方がクラウスより長く生きているんだからね!」
「そうは言っても、見た目は18歳にしか見えないし、大人と言い張るならもう少し落ち着いたらどうなの?すぐにはしゃぐし、まだまだ子供だね」
ふっとバカにしたような表情で言うクラウスに私はムカッとする。
大人でもはしゃぐ時ははしゃぐし、大体クラウスが冷めすぎるんだよ!


