ノーマンが来ると煩い。とクラウスはノーマンから飲み物の受け取り、それを一気に飲み干す。
「はぁ!?それ酷くないか!」
ノーマンはクラウスに抗議するが、クラウスはスルーし、空になったコップをテーブルの上に置く。
…ノーマンも連れていけばいいのに…
なんで、連れて行っちゃダメなのかな?
連れて行くと何か問題でもあるのかな?
「で、アメリアはどうするの?やめとく?」
「……会ってみたい」
そんなこと言われたら…会ってみたくなる。
それに、普段女性と関わらないクラウスが、一体どんな女性と会っているのか見てみたい。
「決まりだね」
日時はまた今度に言うから。と言うクラウスに私は縦に頷く。
……この時の私はまだ知らなかった。
この生活が終わってしまうことを…
そして…
クラウスと離れ離れになってしまうことを…