捕えられた吸血鬼







「ノーマン、飲み物」




「はぁ!?俺、客なんだけど!」



「よろしく」



有無を言わせないような笑顔でノーマンに向かって手をひらひらと振る。



ノーマンは文句を言いながら、クラウスの飲み物を取りに台所へ向かう。



ノーマン…可哀想…



そう思いながら、じっとクラウスを見つめていると、彼は私を見て溜息を吐く。




「いつまで寝そべっているの?」



「…もう少し…」



「ノーマンに何言われたか知らないけど、大体ノーマンが言うことはスルーしていいからね」



……それもどうかと思うけど…



私はむくりと体を起こして、クラウスにノーマンと話していた女性のことを聞いてみる。




「……彼女、じゃないの?」



「お前まで言うの?まぁ…どうせノーマンの影響だろうけど」



クラウスは自分の顎に手を当て何か考えているようで…