その人とは…どんな関係なんだろう…
その人にも優しくしているのかな…
一瞬でも自分は特別なんだと、思っていたことが恥ずかしくなる。
そんな簡単に……
クラウスの特別になれないんだ…
気分が沈んだ私は、溜息を吐きながら横に倒れ、ソファーの上に寝転がる。
その時、リビングのドアが開き、この部屋の主が帰ってきた。
「……なに、このしんみりとした空気」
「相変わらず挨拶ないね」
「何を今更。…で、なんでアメリアは寝そべっているわけ?」
「それはね、クラウスのせいだよ」
「はぁ!?」
怪訝そうな表情をするクラウス。
そりゃそうだ。
クラウスはたった今帰ってきたばかりで、話の内容なんてわかるはずないのに、急に自分のせいにされたら……
元も子もないよね。


